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兼定に会いに行く01

最近新選組にはまっている。
いや、正確にいえば元々嫌いではないんだが。渡辺多恵子さんの漫画も連載当初からずっと読んでたし、司馬遼太郎さんの新選組ものもいくつか読んでいるし。
でもちょっと危険領域じみたようなところが今はないでもない。
某ゲームの影響もあるかな。
特に一ちゃん(笑)
まあ現実の行動を見る限りでは、多分出会っていたとしたら、歳はかなり好きだったろうなと思う。頭良いから(笑)。
因みに薄い桜のゲームでは一ちゃんがいちばん!で、風が光ってる漫画では総ちゃんが好きである。

それはさておき。土方歳三資料館で年に一度、歳の愛刀兼定の刀身が公開されているのだが、今年もその時期が来ると四月当初くらいにはちょっとだけそわそわしていた。専門は違うが、職人さんの魂が入った作品は大体なんでも愛してしまうところがあるので、博物館でも刀身や刀の鍔、鞘、笄などなどのアイテムを喜んで見る傾向があるのである。因みに職人さんの実演販売があると手元を真剣に見入りすぎて職人さんに気味悪がられることがある←

公開直前には初日がいいかなぁとか思っていたんだが、しかし日野はなかなかに遠方であるので、どう考えても一日がかり。調整すると行けるチャンスは然程多くはない。GW中だと行けるかもしれないなと思ったのは、通常の休日をのんべんだらりと過ごしてしまう悪癖を考慮したからである。
日にちを五日にしたのは調整の結果でもあるが、最良だと感じたのは、五月五日であること、暦で日野方面が吉と出たこともあるが、何より、土曜日なら少し疲れても翌日で回復出来そうだと思ったのが大きい。

まあそんな御託はさておき。

土方歳三資料館は、その日12時開館予定だった。土方歳三の兄の子孫が経営する個人資料館なので、公開日は限定され、かつ開館時間も変動する。日野市をあげてのお祭りであるひの新選組まつりの日は10時ころから開館しているが、そうではないので少しゆっくりめだったと言えるが、同時に五月五日は子供の日でもあり、また歳の誕生日という伝承もあるため、前日に資料館のHPを確認したら「12時開館だが少し早めに開けるように努力する」という意味合いのことが書かれていたので、昼食を現地で摂ることを考慮し、開館時間より早く到着出来るよう支度をしていた。が、予定していた一本後になったのは、まあ想定内である。

京王線高幡不動に到着したのは11時半頃だったろうか。正直いうと、この時点で私は兼定以外のことを全く考えていなかった。一直線、猪突猛進の気性が現れることは稀だが、この時はまさに珍しいこの状態になっていたといえる。
個人経営ということで、案内板がないことも想定されたので、とりあえず携帯のメモに土方資料館の住所と電話番号だけを控え、最寄の駅だけを確認していっただけ、まだマシだったといえるかも知れない。

高幡不動からは歩いても行けそうだが(案内には徒歩18分とあった)、あまり乗れない乗り物に乗るほうが面白そうだとモノレールに乗ったのは、明らかに萌友・Sちゃん(乗り物スキー)の影響である。Pasm○使用で乗り込むと雰囲気はどこか日暮里舎人ライナーにも似ていた。同じモノレールだからというだけではない、東京都という場所なのにどこかのんびりしたところが、醸し出す印象だった。お昼を、と思ったが、駅の中には「高幡不動蕎麦」くらいしか見当たらず、外へ行く時間よりもさっさと資料館へ行ってその近くで見つけるべきかな、と先へ進むことにした。

モノレールの中で外を見ていると、「土方歳三資料館」と書かれた大きくはない看板が見えた。とりあえずは駅を出てこちら方面へ進めば良さそうだな、と考えてみる。ただ、住宅地のど真ん中ではあまり人に道を尋ねることも難しい場合が多いので、地図があればそれを確認して方向だけは間違えないように行くことにしている。幸いにも、駅の中に簡単な地図があって、資料館の位置が書かれてあったので、大丈夫だな、とそのまま歩みを進めることにしたのだった。

メインの通りから曲がるところに小さな看板があり、また更に小さな看板があって、少しだけ駅の方面へ戻るようにするとそこに目当ての資料館があった。資料館は個人宅でもあるし、HPには外観写真も掲載されているので、あえて撮影はしていない。12時にはあと10分少しあるが、既に扉は開かれていた。そういえばHPにそんなことが書いてあったなと今更ながらに思い出す。

上がり框でブーツを脱いで靴箱に入れ、入館料¥500を払うと、硝子ケースに飾られた資料が見えた。まず左手に見えたのがジオラマ。歳の生家の模型である。残念だったのは展示物の一覧資料がなかったこと。メインの展示物を記したリーフレットはあったが、もう少し細かい、持ち帰って色々吟味出来るようなプリントがあればと思うと非常に惜しい。歳の姉の嫁ぎ先の佐藤家では簡単ながらもプリントをもらえたので余計にそう思うのだろう。ついでに同じく残念だったのは資料館におかれていたプリントで土方歳三が歩いた道というツアーの案内があったことである。私が行ったのは五日だが、六日に石田散薬製造体験があるのはHPで既に知ってはいたものの、様々な事情からそれを断念したのである。が。ツアーの内容は結構面白そうだったので、石田散薬が作れなかったとしてもそれなりには面白そうだったなぁと正直悔しい気がした。

館内は撮影禁止だったので、記憶に頼るが、時代順の展示である。石田村で石田散薬を作っていた頃からの資料となる。石田散薬は土方家の家伝の薬で骨接ぎの妙薬として知られた薬である。現代では薬効性についてはまあさておき、彼が修行しつつ売り歩いた薬であるということには変わりない。

製造に使われた道具やパッケージ、薬草の写真だけでなく、収穫などの様子を記した文献などがあったと思う。そして次に歳の祖父にあたる人の筆になる掛軸などがあった。筆の運びを見る限り、中々に教養と茶目っ気が混在していそうな人である。因みに楽器や俳句を嗜んだ歳三の長兄は盲目と伝承ではあったが、資料館の方の説明によると、どうも完全な盲目ではなく、現代でいえば弱視か何かだったようだ。そういう子孫を持つだけあって、歳の祖父もそれなりに趣味人ではあったらしい。

土方家に伝わる槍の穂先。確か一文字と十文字の二種類があったように思うが、十文字については平時はどのように保存されていたのか謎なので、次回は是非鞘?あるいはカバーも一緒に展示して欲しいと思ったことである。

それから、試衛館の資料。名列と木刀が展示されていて、レプリカが外にあるので持って見て下さいといわれたが、結局どこにあったのか判らず、重量については身をもって確認出来てはいない(おい)。

次に手紙。佐藤家に送られた鉢金の送り状である。筆の運びは江戸風味であるのはまあ当然ではあるが、あまり奇をてらうところはなさそうだなと安堵した。とある先輩を思い出したのは、彼がその雅号を師匠から受ける時に「お前は見てくれより根性あるから雑草だ」といわれたせいだろう。歳の子供の頃の愛称は「バラガキ」であるが、このバラは茨である。可愛い顔立ちに棘というのは中々に言いえて妙でもあるが、少し筆の運びが似ている。と少しだけ嬉しくなった。

歳の肖像写真。良く使われているあれだが、流石に実家である。A2版ほどもありそうなサイズだった。

鎖帷子。何領も作れるものではないからだろう。丁寧に扱われ、修復されたあとがあるとのことだった。完全に変色して茶色になっているが、作られた当時は鉄の色だったろう。そして、歳の血と汗を吸い込んだ、彼の生き様の証である。

そしていよいよ兼定。昔は刃こぼれがあったというが、現在は修復されている。ただ、刀身に幾つかの傷があった。寧ろ刃こぼれの生じたままの方が展示としては迫力があったろうが、それを忌んだのかも知れない。歳が激戦のあとを潜り抜けた人だっただけに。拵と鍔も展示されていたが、じっくり見る時間がとれなかったのは、このあたりから混み始めてきたからである。本当は一度通り過ぎたあと、再度もう一度見ようと思っていたのだが、叶わなかったのだ。

それから、近藤勇の署名入りの書状だったか。名前部分を削り、偽名を書いてあるのは当時の事情をしのばせて興味深いが、残念でもある。

あとは箱館からの書状。歳は一度は放免された義兄に累が及ぶのを恐れ、京都時代結構こまめに手紙を書いていた義兄にも箱館からは手紙を送ってはいない。手紙は、歳の死を報せるものである。この手紙の展示については少々含むところがあるが、あまり書くことでもないので割愛しておく。

幾つかパネルもあったが、全体的に展示は良かった。それだけに資料の説明プリントがないことは非常に惜しい気がした。

で、物販。
歳の頃の地図の本が幾つかある。京都、江戸、箱館だったか。正直欲しかったが、多分Amaz○nとかでも手に入りそうだし、荷物になるし、他に日野で回れるところもありそうだなと断念することにした。

代わりに買うぞ!と思ったのが箸と飴。壽屋で新選組の四人の箸が発売されたばかりであるので、帰りにアキバの壽屋でと思っていたのだが資料館で歳の箸だけは扱っていたので「ここで買わねばどこで買うのだ!」と妙なことを思いつつ、GET。

飴は金太郎飴のように絵柄が入っているものだが、石田散薬バージョン誠バージョンがあり、パッケージに貼ってあるシールも数種類あったので、一つずつ二種類を購入。誠は「土方歳三」に「豊玉」の俳号が付与されたもの、石田散薬は「石田散薬」の頭に「歳三」が付与されたシールのものを選んだ。

結構迷ったのが蒔絵シールである。梅とか誠とかあとは刀の鞘にある意匠をモチーフにしたものなどがあって、真剣に迷ったが、やめることにした。因みに歳箸(さいばしと読んではならない←)は勿論「誠」と書かれた箸置がついているが(他の三人も同じ)、飛ぶように売れていた。ばんばん売れていた。そんな感じ(おい)

そういえばGenki友達のWお姉さまに「歳三さんグッズがいっぱいあるよ、そばとか」と言われていたので蕎麦屋が近くにあることを期待していたんだが、そういったお店はなく(笑)、資料館内には飴以外にはそれらしき食品ものはなかったなぁと思って框のあたりまで戻ったら…、「土方歳三うどん」があった。ついでに歳三キューピーも(これは不要だが)。ただ、麺は友人たちと食してみたいものの、なかなかそういう機会を設けるのが難しいので、迷いつつ一袋だけの購入にした。まあ乾麺は長持ちするからなんとかそれまでに機会を作りたい。

館内が混雑してきて、入場制限がされていることに気づいたのはこのときである。靴箱の上にあった資料をいくつか頂き、そそくさと出たところで矢竹を発見。快晴で日差しは少し強かったがこの矢竹の陰はなかなか快適だったので、ここで薄い桜ゲームの友達の皆様に挨拶を送ったりしてみた(笑)。

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