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兼定に会いに行く03

日野宿本陣の中庭から戻る途中で、それを見かけたのは本当に偶然だった。入場券を販売しているそのすぐそばはグッズや資料、本などが置かれていて面白そうだったのだが、同時に読み始めてしまうときりがないこともわかっていたので、ざくっとタイトルをみるだけにしてスルーしていたのである。グッズの一番隅にあたるそこにそれがあったのは、あとから考えればひの新選組まつりの序章だったのだった。。。←大袈裟

そこで見つけたのは、歳のポスターである。リアル歳の年表などが入ったクリアファイルは資料館にもあったが、資料館には薄い鬼の歳のグッズは一つも置いていなかったので、正直「おお、今回は萌えグッズに遭遇せずに済みそうな…」と安堵していた矢先のことゆえ、動揺も小さくはなかった。あまりにもミスマッチすぎるその光景に思わずうろたえたのは、若干ながら腐要素が混じっているせいかも知れない。

しかし、それも次に待っていた驚きに比べたら、物の数ではなかったのである。
日野宿本陣のすぐ裏手に、日野観光案内所の小さな建物はあった。隣は「雪隠」の札があって、思わず入ってみたくはなったが、先にと観光案内所に足を踏み入れてみる。硝子ケースに幾つかのグッズがあり、昨今の歴女といわれる方々が喜びそうなものが結構あるようだなー。と丹念に見ていくと。正面に、それがあった。薄い桜のゲームの挨拶友達に冗談のつもりで話していた、「土方歳三饅頭」が。

話のネタとして最高だったので、購入するか否か、真剣に迷った。中身が詰まっているのだろう、大きさの割にはしっかりとした重さが感じられた。徒歩で移動している今日はあまり荷物を持ちたくないし、何種類かあるのだったら出来ればアソートみたいなタイプが欲しい。パッケージも悩みどころだ。悩みに悩んで、観光案内所の方に写真撮影の許可だけ頂き、それの購入は断念することにした。因みに、この観光案内所にこの薄い桜の歳饅頭が置かれているのは、ひの新選組まつり終了までだそうである。あとは、高幡不動駅の菓子屋にしか置いてないということで、様々な事情を鑑みれば、そちらで購入するほうが良さそうだと思えた。

新選組のTシャツやキーホルダーなど、普通のグッズも結構あったのだが、驚き喜んだのは箸である。そう、土方歳三資料館では歳の箸しか確保出来なかったので、あるといいなと思っていたのだった。が。あったのは、総ちゃん一ちゃんだけで、勇さんがない。

「…なんで近藤勇の箸がないんですか?」とつっこんでみると、案内所の男性は「販売されてません」と回答する。「いや、全部で四種類発売の筈です」と返してみると、奥にいた女性が流石に知っていたのだろう。「入荷してません」と答えてくれた。「何で?!」と思わず反射的に言ってしまったが、局長、なんかないがしろにされてませんか。と思わず心の中で呟いたことである。いや、だってここで勇さんの分も確保出来れば帰りにアキバに寄らなくても良くなるしな。とまあそれは余談。

目的の箸を捕獲し、次にと歩き出したのは井上源三郎資料館である。日野宿本陣から徒歩で五分程度とあるし、佐藤彦五郎さんちが見つからなかったので先に行こうとおもったのだが。到着してみれば「休館日」の札がむなしくかかっていたのだった。そうか、個人経営!

残念だったが仕方ないので、日野宿本陣へ一旦戻り、それから佐藤彦五郎新選組資料館を探すことにする。かなり戻ったと思ったところで、予想より奥まっていたのかもしれない、と歩みを進めてみて気づいた。表通りである川崎街道から結構入ったところにあったのである。なるほど、携帯を弄りながらあたりをキョロキョロみていた私には気づきにくかったわけだ。

現代風の小洒落た建物で、入口で靴を脱ぐ。スリッパに気づかなかったのはご愛嬌だが、館の方がすぐに気づいてスリッパを提供してくれた。ありがとう。入館料を払うと、リーフレット、そして主な展示資料の説明のプリントが与えられた。

規模としては、土方歳三資料館と、然程変わりはなさそうだった。
展示資料の説明文を見ると、幾つか土方歳三資料館にあるものは、佐藤彦五郎家から贈られたものであるようだ。鉢金や鎖帷子の送付状の宛先が彦五郎さんであったことを考えれば、そのほうが納得がいく。手紙そのものも土方歳三資料館に直筆のものがあり、佐藤彦五郎資料館はコピーを置いていた。

しかし、義兄弟の契りを結んだというだけあって、近藤勇の書もあった。頼山陽にあこがれてその書をまねたという。他に、歳と彦五郎さんの鉄扇、歳の龍笛、歳が彦五郎さんの長男にやった刀、近藤勇が彦五郎さんに贈った短銃などもあった。鴨の鉄扇は有名だが、歳の鉄扇というのはきわめて珍しい。そして、龍笛を嗜んだという記述は、長兄が三味線を愛好したこともあり、音楽に対する造詣を窺わせて面白い。

秀逸だと思ったのは、京土産の茶器である。小ぶりの可愛いらしい茶器で、世話になっていた姉に贈るものとしてはぴったりだろう。

そして、かなり嬉しかったのが、総ちゃんの手紙。山南さんの死をさらっと報せる内容であったことは少々淋しいが、力みのない筆運びは歳の次くらいに好きかも知れない。

不思議だったのは、なぜか新選組のフィギュアが展示され、販売されていたことである。いや、…まあいいんだけど。これだけのものがあるんだから、不要じゃね?と思った私は、きっとレキージョにはなれない(笑)

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